マリア
「さてと・・・。
ようやく全部終ったわね。」

「これでクォークは正式に解散。
これからは、みんな其々の道を
歩んでいくことになるわ。」

フェイト
「そのことなんだけど、
これで本当に良かったのかな?」

「エクスキューショナーは確かに
居なくなったけど、世界はまだまだ
深い混乱の中にある。」

「クォークには、まだこの銀河系の為に
やれることがあるんじゃないか?」

マリア
「銀河連邦がほとんど形をなさなくなった
今となっては、クォークが存在する理由は
無くなったわ。」

「だったら解散して当然でしょ?」

「それに・・・。
自分たちの未来は自分達で創って
貰わないとね。」

「他人の未来に一々干渉してたら
あいつらと・・・。
ルシファー達のやってた事と
何も変わらないわ。」

「正しかろうが間違っていようが
構わない。
一人一人が考え、道を選ぶ事に
意味があるのよ。」

フェイト
「それもそうだな。」

「他人を導こうだなんてのは、
ただの傲慢に過ぎないのかも
知れないな・・・。」

「じゃあ、これからマリアは
どうするつもりなんだい?
クォークは解散するんだろ?」

マリア
「私のことを誰も知らないような場所で
静かに暮らすつもりよ。」

「もう、争い事をするのには疲れたわ。」

「誰かステキな人を探して、
普通に年を重ねていきたいわね。」

フェイト
「そうなんだ。
でもさ、その相手ってのは
まだ決まっていないんだろ?」

マリア
「こう見えても、一応2人程
アテはあるのよ。」

「まだキチンと話し合った
ワケじゃないんだけどね。」

フェイト
「そ、そりゃ驚いたな・・・。
それって、僕とかが知っている
人なのかい?」

マリア
「そうね。
あなたになら、教えてあげてもいいかな?」

「そのうちの一人が、今、この私の目の前に
居てくれている人で、
もう一人が、私が選ばなかった人よ。」

 

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