クロード
「やあ、アシュトン。
剣の修行かい?」

アシュトン
「ああ、クロードか。
明日が最後の戦いだと思うと、
どうも落ち着かなくてね。」

クロード
「アシュトンらしいな・・・。」

クロード
「思えば僕たちは、ずいぶんと
長い旅をして来たんだよな。」

アシュトン
「そうだね。
本当に色々な事があったよ。
ぼくの背中に、
ギョロ達が憑いたりしてさ。」

クロード
「その事については謝るよ。」

アシュトン
「いや、そんなつもりで
言ったんじゃないよ。
いつの間にかぼくも、
コイツ等には慣れちゃったしさ。
つき合ってみると、そんなに
悪い奴等じゃなかったからね。」

ギョロ
「ギャー。」

ウルルン
「ギュギャギャ。」

アシュトン
「たしかに、
ムチャクチャな旅ではあったよ。
でも楽しかった。
クロード達と一緒に
冒険したことを、
後悔してはいないよ。」

アシュトン
「さて・・・そろそろぼくは、
休ませて貰おうかな。
汗も流したことだし、
グッスリと眠れそうだよ。」

クロード
「そうしようか。
明日もあることだし。」

アシュトン
「ねえ、クロード。
明日は絶対に勝とうね。」

クロード
「ああ、そうだな。
負けられないよな。」

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