エルネスト
「明日で、
ネーデの景色も見納めだな。」

クロード
「エルネストさん。」

エルネスト
「ナール市長の言葉が嘘でなければ、
明日の戦いに勝てば
オレ達はエクスペルに戻れるはずだ。
そうすれば、後はオレの宇宙船で
帰ればいい。まあ・・・少しばかり
感慨に浸るのも、悪くはないがな。」

クロード
「僕は今回の旅で、色々な人に会いました。
だけど・・・もう二度と、この度で出会った
人達に会うことはないんでしょうね。」

エルネスト
「そうだな。
エナジーネーデの方はまだしも、
エクスペルは未開惑星だからな。
・・・でもまぁ、旅なんてそんなモンだ。
数々の出会いと
別れがあるからこそ、面白いのさ。」

クロード
「そうなんですか?」

エルネスト
「そうさ。そして、こういった
別れの辛さを経験してこそ、
人は大人になっていくんだ。」

エルネスト
「クロード、
お前も、なかなかの
面構えになって来ているぜ。」

エルネスト
「まあでも、旅の終わりは、
ハッピーエンドで締めくくらないと
まずいよな。
後になって、
後悔だけはしたくないからな。」

クロード
「そうですね。
明日は絶対に勝ちましょう。」

エルネスト
「本音を言えば、惑星連邦に
バレる前に、もう少しばかり調査を
してみたかったんだがな・・・
ま、仕方ないか。」

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