あっちゃ〜っ、
チコクしちゃった。

ゴメンね、クロード。
待った?

いや、そんなことないよ・・・。

あ〜よかった。
ずいぶん遅れたからさ、
プンスカ怒って、
もう帰ったんじゃないかって、
どっきどきだったよ。

それくらいで
怒ったりはしないって。

ホント?
ホントの本当に怒ってない?

本当だよ。僕の方こそ、
プリシスに嫌われたんじゃ
ないかってドキドキしていたんだから。

え〜っ!
あたしがクロードのことを、
嫌いになるはずがないじゃん。

そっか・・・なら、よかった。
プリシスにだけは、
嫌われたくなかったからね。

ねえ、クロード。

 

 

 

 

えへへっ・・・
あたしのファースト・キス。
クロードにあげる。

あ・・・えっと・・・。

変なの・・・クロードってば、
顔が真っ赤だよ。

な、なんだよ。
プリシスだって、
真っ赤なくせに。

えっ!?
そ・・・そんなに赤いかな?

ああ、もう耳まで真っ赤だよ。

そっか・・・だったらそれって、
あたしが今、すっごく
幸せだからだと思うな。

それだったら、
僕だって一緒だよ。

ねえ、クロード。
もうチョットだけ、
このままでいてくれる?

ああ、いいよ。

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