チサト
「ねえ、レナ。
あなたはなんで戦っているの?
やっぱり、エクスペルの人達のため?」

レナ
「どういう事ですか?」

チサト
「明日の戦いには全宇宙の
運命がかかっているのよ。
たとえ逃げ出したって、
誰も文句は言わないわ。」

レナ
「そうですね。
確かに、恐くないって言ったら
ウソになります。」

チサト
「だったら何で戦えるの?
そんな小さな体に、大きなものを
背負わされてまで・・・。」

レナ
「しいて言うなら、
みんなのため・・・かな?」

チサト
「みんなのため?」

レナ
「ええ。エクスペルの・・・
そしてネーデの人達の顔に、
笑顔を取り戻してあげたいんです。
今まで助けてくれた人達への、
お礼の意味も込めて。」

チサト
「そっか・・・ゴメンね・・・。」

レナ
「なんで謝るんです?」

チサト
「私たちネーデ人のせいで、
あなたに辛いことばかり
させてしまって。」

レナ
「何を言ってるんですか。
それが私たちにしか出来ない事なら、
喜んでやりますよ。」

チサト
「レナ・・・。」

レナ
「どうしたんです?
今日のチサトさん、
どこかヘンですよ。」

チサト
「そうかな?」

レナ
「そうですよ。
いつもの明るさは、
どこに行っちゃったんですか。」

チサト
「そういえばそうね。
少し・・・おかしいかもしれないわね。」

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