タイネーブ
「覚悟、ネル様!」

ファリン
「行きますですよ!」

「紅蓮の炎よ。
我が身をまといて、敵を滅ぼせ!
スピキュール!」

タイネーブ
「我流奥義ぃ!?
霧氷凍棍九十九弾(むひょうとうこんつくもだん)!!」

ネル
「甘い!」

タイネーブ
「ううっ・・・。」

ファリン
「あ、熱痛いですう・・・。」

ネル
「2人共、まだまだだね。」

「タイネーブ!
ただ殴り続けるだけが脳じゃないだろ。」

「相手が必ず受けてくれるっていうなら
それでいいかも知れないが、
最初の一撃を避けられでもしたら
どうするつもりなのさ?」

「デタラメに攻撃を仕掛けるだけじゃなくて
もっと敵の動きを良く見る!」

タイネーブ
「分かりました。」

ネル
「それから、ファリン!」

ファリン
「はっ!はいですぅ・・・。」

ネル
「アンタは術に頼りすぎ!
どんな時でも、タイネーブがガードして
くれるだなんて思ってないの。」

ファリン
「気をつけますぅ・・・。」

???
「あっ、居た居た。
おーい!」

ネル
「ん!?」

「何だ、フェイトか。」

フェイト
「何だは無いだろ、何だは!
昨日から、ずっと探してたんだぞ。」

ネル
「そりゃ悪かったね。
で!?」

フェイト
「で!?
・・・って、それだけかよ。」

ネル
「他に何て?」

フェイト
「もういいよ。」

「それで・・・。
こんな所で3人集まって、訓練でも
していたのかい?」

タイネーブ
「はい!
ネル様に組み手の相手を
してもらっていたんです。」

「もっとも・・・。
ファリンと2人がかりでかかっても、
全然敵いませんでしたけどね。」

フェイト
「そうか・・・。
何にせよ怪我だけには気を付けろよ。」

「何せコイツは、手加減が死ぬほど
ヘタだからな。」

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