ルシオ
「よーし、覚悟しろよ。
今日こそはこのオレの方が真の男の名に
相応しいって事を証明してやるからな。」

「真の男ってヤツはなぁ・・・。
体だけじゃなくて頭も良くなきゃ
いけないんだよ。」

「オマエみたいなバカには
逆立ちしたってなれるモンか。」

ロジャー
「なんだそりゃ!?
そんなことを言ったら、お前だって
ダメダメじゃんかよ。」

「オイラと大して変わらない
バカのクセに。」

ルシオ
「うっせ、大バカ!
ちょうどボーダーラインが
ソコにあんだよ。」

「オレはギリギリOKだが、
オマエはアウトなんだ!」

ドライブ
「ムチャクチャな理論でヤンスねぇ・・・。
まさにバカの大革命の見本でヤンス。」

ベリオン
「そうだよルシオちゃん。
いくら何でもそれはムリがあるよぉ・・・。」

ルシオ
「んっ、なっ!
ベリオン!
オマエ裏切るのかよ!」

ベリオン
「そうじゃナイけど・・・。
やっぱりヘンだよぉ。」

「レザードちゃんや
メルトちゃんならともかく、
ルシオちゃん勉強キライじゃんか。」

ルシオ
「今までは本気出してなかっただけだ!
オレはやる時はヤル男なんだよ!」

ベリオン
「ふ〜ん、そうだったんだ・・・。
それじゃぁ、今日は2人で
お勉強会をするんだね?」

「お勉強はボクも苦手だけど、
後で体がイタくならないし
イイよね。」

ルシオ
「するか、ボケ!
何で勉強なんかするのに
こんなトコ来てるんだよ!」

「もういい!
オマエは喋るな!」

ドライブ
「オヤオヤ、仲間割れでヤンスかぁ?
あ〜、醜い。」

「人を引き付ける魅力ってヤツも
真の男の大事な一要素だって
いうでヤンスにねぇ・・・。」

ルシオ
「うっせ!うっせ!
超バカのパシリ野郎が!
オマエみたいな雑魚は黙ってろ!」

ドライブ
「ざっ、雑魚でヤンスとぉ〜っ!」

ルシオ
「ハン!
雑魚に雑魚って言って何が悪い!」

ドライブ
「まっ、また言ったでヤンスね〜っ!
許せないでヤンス!訂正するでヤンスよ。」

ロジャー
「あ〜!
も〜、何でもいいから
とっとと始めるぞ!」

「こんなんじゃ、
いつまでたっても
始まらないだろ!」

ルシオ
「お、おう。
そうだな・・・。
じゃあ、さっそく始めるぜ!」

メルト
「鬼が出るか蛇が出るか・・・。
どうせまたレザードめが余計な謀を
企てているのでゴザろうが。」

「これで此度の試練による
ロジャー殿の成長が
計れるというものよ。
ふむ・・・。」

ドライブ
「メ〜ル〜ト〜っ!
何してるでヤンスか、さっさと
下りて来るでヤンスよ。」

メルト
「あいや我の事は気にめさるな。
我輩はココで、ロジャー殿の
武運長久を祈っておこう。」

ドライブ
「わ、分かったでヤンス???
じゃあ、そっちの方はオマエに
任せたでヤンスよ〜っ。」

「こっちの事は、オラッチが
何とかするでヤンスから。」

ロジャー
「そんで、いったい何をするんだ!?
ま、どんな勝負だろうと、このオイラが
負けるハズは無いけどな。」

ルシオ
「口だけなら何とでも言ぇらぁ。
後で泣いても知らねぇぞ。」

ロジャー
「お〜、カッコイイ、カッコイイ。
お前こそ、それが口だけじゃなけりゃ
いいんだけどな・・・。」

ルシオ
「何だと、コイツ!」

レザード
「いいから、さっさと始めなさい。
観客をいつまで待たせる気ですか!」

ルシオ
「お、おう!
ワリィ・・・。」

「男の中の男、漢を示すキーワードと言えば、
一に根性、二に努力だ!」

「つまり、より根性のあるヤツこそが
真の男だってことだよな。」

「そこでココで、オレとオマエの
どっちがより根性があるかを
確かめるのさ。」

「題して・・・。
『今度こそ最後の真の男勝負!
砂漠でカラカラ、水一滴も無し
大ガマン大会!』」

「どうだ!?
怖気づいたか?」

ロジャー
「はん、面白そうじゃんか。
いいぜ、受けて立ってやるよ。」

次へ

戻る